盆休みに53歳の爆乳義母を亡き義父の書斎で犯して腹に大量射精した婿の告白

盆休みに妻の実家へ帰省した婿の俺が、夜中に水を飲もうと降りた台所で、焼酎を飲んでいた53歳の義母とふきんの上で指が重なった。亡き義父の書斎で、寝間着の下に下着をつけていなかった義母と、薬指の指輪をつけたまま、声を殺してお腹の上に射精した夜の告白。

盆休みに53歳の爆乳義母を亡き義父の書斎で犯して腹に大量射精した婿の告白

「ねえ、起きてた?」

ふすま越しの低い声で目が覚めた、と書きたいところだが、嘘になる。私はずっと起きていた。

妻の実家、築四十年の二階建て。畳の部屋に敷かれた来客用の布団は薄く、背中の下の藺草の匂いは懐かしいというより、よその家の匂いだった。妻は隣で寝息を立てている。妊娠五ヶ月の腹を抱えるように横向きになって、つわりの疲れが出たのか、夕食後に倒れ込むように眠ってしまった。

私だけが寝つけなかった。

理由は単純で、暑かったからだ。古いエアコンが二階まで届かず、開けた窓から入ってくるのは生ぬるい風と、田んぼのカエルの声。Tシャツの背中に汗がじっとり張りつき、何度寝返りを打っても乾かない。喉が渇いていた。

階段を下りる音は最小限にした。手すりを軋ませず、踵を浮かせて。台所には常夜灯が点いていた。

そこに義母がいた。


「あら、たっくん」

義母――妻の母、佐知子さん、五十三歳――は、私を昔のあだ名で呼ぶ。寝間着のうえに薄手のカーディガンを引っ掛けて、流し台の椅子に腰掛けて、グラスに焼酎の水割りを作っていた。冷蔵庫から出したばかりらしい氷が、グラスの中でからん、と鳴った。

「眠れないんですよ、暑くて」

「だよねえ、二階。お義父さんが生きてたころから、夏は二階に上がらなかったもの」

亡き義父の話をするとき、義母はいつも少し笑う。三年前に心筋梗塞で急死した夫の話を、悲しい顔ではしない人だった。それが強さなのか諦めなのか、私はまだ判別がついていなかった。

「水でいいですか?」

「冷蔵庫に麦茶あるよ。あと、よかったら――」

義母はグラスをもう一つ取り出し、自分の焼酎の隣に置いた。私を誘っているのか、ただの間が持たないのか、どちらでもよかった。私は黙って麦茶を注ぎ、椅子に座った。

向かい合った。テーブルランプの黄色い光が、義母の頬の輪郭をやわらかく削っている。化粧を落とした顔は、思っていたより若く見えた。風呂上がりの肌に化粧水だけ叩いたような、すっぴんの薄い艶。妻と同じ唇の形を、私はそこに見つけてしまった。


「美香ちゃん、よく寝てた?」

「ええ。今日は移動で疲れたんでしょう」

「妊婦さんは寝るのが仕事だからね。たっくん、ありがとうね」

なんのお礼か、と聞かなかった。聞かなくてもわかった。義母は、娘を大事にしてくれている婿に礼を言ったのだ。それくらいの順序は私にもわかる。

「お義父さんがね」と義母は、氷をグラスの縁で転がしながら言った。「美香の結婚相手は、優しくて気の弱い男がいいって、よく言ってたの」

「気が弱いって」

「ごめん、悪口じゃなくて。気が強い男はね、女を泣かせるから、って」

ふっ、と義母が笑った。その横顔を、私はもう少し長く見ていたい、と思ってしまった。それが最初の躓きだったように思う。

冷蔵庫がぶうん、と低く唸って、家じゅうの静寂を一段深くした。仏壇のほうから、夕方に上げた線香の匂いがかすかに流れてくる。義父の写真は、いつも穏やかな顔で私たちを見ていた。線香と、義母のつけているらしい化粧水の匂いが、台所の常夜灯の下で混ざり合っていた。生きている匂いと、死んだ匂い。それが同じ空気のなかにあった。


「たっくんさ」

義母がグラスを置いた。氷がまた、からん。

「あなたみたいな婿で、本当に良かったって、お義父さんに報告してるんだよ。毎朝、仏壇の前で」

「そんな、大したことしてないですよ」

「ううん。大したことをする男なんていらないの。普通のことを普通に続けてくれる人が、いちばん難しいの」

私は黙ってしまった。返す言葉がうまく見つからなかったのと、義母の目尻に光ったものを見なかったことにしたかったのと、両方だった。

義母が立ち上がった。私のグラスに麦茶を注ぎ足そうとして、ピッチャーを傾けた。その手元が、ほんの少しふらついた。焼酎を二杯か三杯飲んだあとだったのだと思う。麦茶がグラスの縁を越えて、テーブルにこぼれた。

「あ、ごめんなさい」

「いえ、私が拭きます」

二人同時にふきんに手を伸ばした。義母の指の上に、私の指が乗った。

それだけだった。それだけのことが、深夜の台所で、なぜか元に戻らなかった。

義母は手を引かなかった。私も引けなかった。冷たい指先が、麦茶で濡れていた。ふきんの下で、互いの指の温度が混ざっていく。私は、自分の鼓動の音が冷蔵庫の唸りより大きく聞こえるのを、生まれて初めて知った。


「……たっくん」

義母が、私の名前を呼んだ。

それは「美香の旦那さん」を呼ぶ声ではなかった。私はそのことに、ぞっとした。ぞっとしたのに、手を引けなかった。義母の指は細く、爪は短く切り揃えられていて、薬指にはまだ、亡き義父からもらった結婚指輪がはまっていた。

その指輪を、私は見た。見たのに、見なかったふりをした。

立ち上がったのは義母のほうだった。私の手を引いて、台所の奥――昼間は誰も入らない、亡き義父の書斎だった六畳間――の襖を、音を立てずに開けた。畳の上に薄い座布団が二枚。本棚に並ぶ古い写真集。窓の外で、カエルがまだ鳴いていた。

「……だめだ、お義母さん」

私は言った。たぶん言った。声に出ていたかどうかは、いまでも自信がない。

「うん。だめだよね」

義母は頷いた。頷きながら、カーディガンを脱いだ。寝間着の下に、ブラはつけていなかった。薄い綿の生地越しに、五十三歳の胸の輪郭が、常夜灯の届かない暗がりに浮かんだ。重みのあるかたちだった。妻のとは違う、しずくのような垂れかた。

私は手を伸ばした。伸ばしてしまった。布越しに触れた義母の胸は、思っていたより柔らかく、思っていたよりずっと冷たかった。焼酎の氷で冷えた指がそうさせたのか、それとも家じゅうの空気が冷えていたのか。

「ふ……っ」

義母が息を呑んだ。その息は、酒の匂いと、化粧水の匂いと、線香の匂いが混ざっていた。私はその匂いを胸いっぱいに吸い込んでしまった。吸い込んでしまったら、もう戻れなかった。


服を脱がせる、という能動的なことを、私はしなかった気がする。気がする、というのは、記憶が断片的だからだ。義母が自分で寝間着の前をはだけ、自分で下着を膝までずらした。私はただ、それを見ていた。見ながら、自分のハーフパンツの中で硬くなっているものに、罪の意識を上書きするように、義母の手のひらが触れた。

「……かたい」

義母は、子供をあやすような声で言った。それから、私の手を取って、自分の脚のあいだに導いた。

濡れていた。

五十三歳の女が、深夜の台所からここまでの数分で、こんなに濡れているはずがないと思った。だからきっと、義母はずっと前から濡れていたのだ。私がここに来るずっと前から、誰のことを考えていたのかはわからないけれど、たぶん私ではない誰かのことを考えながら、濡れていた。それで構わない、と私は思った。私が義母を抱くわけではなく、義母が私を使って、何かを埋めようとしているだけ。そのほうが、楽だった。

指を一本、沈めた。義母の中は熱かった。台所で触れた指先の冷たさが嘘のように、奥は燃えていた。くちゅ、ではなく、こく、と低い音が鳴った。義母の腰がわずかに浮き、寝間着の裾が太ももに張りついた。

「……あ。あ、たっくん。声、出ないように、するから」

囁き声だった。家じゅうに響く声ではなく、私の耳のすぐ近くで、義母は喘ぐ代わりに、息を細かく刻んでいた。ふ、ふ、ふ、と。それが妙に色っぽく、妙に切なかった。

私は座布団に義母を寝かせた。寝間着は完全に脱がせなかった。下半身だけを暗がりに晒したまま、私はハーフパンツを下ろした。

「中は、だめ。中は絶対にだめ」

義母は念を押した。私は頷いた。頷きながら、もう中に入れていた。義母の中はやわらかく、私を包んで、ぎゅう、と一度だけ収縮した。それは歓迎ではなく、慟哭のような収縮だった。


声を出さない性行為というものを、私はそのとき初めてした。

腰を打ちつける音も、立てなかった。布団も敷いていない畳のうえで、私たちは服の半分を着たまま、互いの口を手で塞ぐようにして、ゆっくり、ゆっくり、腰を合わせた。義母の胸が、寝間着の前合わせから半分こぼれて、揺れた。重さのある揺れだった。

「お義母さん」

私が呼ぶと、義母は首を振った。

「呼ばないで。今だけ、呼ばないで」

呼ばれたくないのか、呼ばれたいのか、私には判別がつかなかった。判別する余裕もなかった。義母の中はずっと熱く、私を奥で包み、奥で締めて、奥で泣いていた。

果てる前に、私は抜いた。約束だったから。義母は自分の腹のうえで私のものを受け止めた。出した量は、自分でもびっくりするほど多かった。それを義母は、まるで何度もそうしてきたかのように、テーブルから取ってきたティッシュで丁寧に拭った。手慣れていた。手慣れていたことに、私は二度ぞっとした。


戻る前、義母は冷蔵庫から麦茶のピッチャーを出し、もう一度、私のグラスを満たしてくれた。

「ありがとう、たっくん」

「……すみません」

「謝らないで。謝るとね、本物になっちゃうから」

義母は笑った。その笑い方は、夕方に義父の写真の前で笑った笑い方と、まったく同じだった。

私は階段を上がった。妻はまだ寝ていた。妊婦の安らかな寝息のとなりに、私はそっと潜り込んだ。汗で湿ったTシャツの背中が冷たかった。妻はわずかに身じろぎして、私の腕に手を絡めた。

「……起きてたの?」

「水、飲みに行ってた」

「優しいね、たっくん」

その「たっくん」は、義母の声と、まったく同じ高さだった。

私は天井を見上げた。古い天井板の節目が、暗がりのなかで、亡き義父の顔のかたちに見えた気がした。気のせいだと思いたかった。けれど、その節目は朝までずっと、私のほうを見ていた。


盆休みは、あと三日残っていた。

私はそのあいだ、義母とまともに目を合わせられなかった。義母は何事もなかったように朝食を作り、私の好物の冷やしうどんを昼に出し、妻の体調を気遣い、夕方には仏壇に線香を上げた。線香の匂いがするたび、私は台所の暗がりを思い出した。

東京に戻ってから、私は妻に何度も「お義母さんに会いに行こう」と言った。言うたびに、妻は嬉しそうに笑った。私は自分が、もう二度とあの台所に降りないために、わざと頻繁に降りようとしているのか、それとも、もう一度あの暗がりに戻りたくて、口実を探しているのか、いまだに判別がついていない。

たぶん、両方だ。

線香と化粧水の匂いを、私は一生忘れない。忘れないことを、私は罰として引き受けるつもりだ。引き受けながら、それでもときどき、深夜に喉が渇いて目を覚ますと、私の脚は階段を下りたがる。下りたがるのを、毎晩、力ずくで止めている。

それが、私の盆休みの記録だ。

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