【悲報】19歳浪人生の俺が予備校の26歳既婚家庭教師にゴム越し中出しされた結果wwww

私大文系志望の19歳浪人生・俺が、夏期講習の予備校の年上家庭教師・美咲先生(26歳・既婚)に、夏の夜の自習室で見つけられた話。閉室後の三階の自販機の前、青いサインペンを胸ポケットに刺したまま、ゴム越しに大人の体に二度出させられた、合格祈願の絵馬の前で覚悟した告白。

「もう一年やってる人間が泣くと、案外、引かれないですね」

「俺は引いてないよ。引いてたら、麦茶も買ってない」

私はその夜、自分が泣いたことよりも、滝沢先生が予備校の自販機で麦茶を二本買ったことの方を、後でずっと思い出すことになる。一本は私の。一本は先生の。値段は百十円。両方ともラベルに「無糖」と書いてあった。

私は十九歳、既卒の浪人生。現役のときは指定校で滑り止めだけ受かって、第一志望に出すことすらしなかった人間で、親に頭を下げて「もう一年、やらせてください」と言って、全国チェーンの予備校の夜の自習室に、毎日、十八時から二十二時まで籠もっている。

その日の昼に返ってきた七月の判定模試は、たぶん、私の人生で初めて受けた「ちゃんと頑張ったあとの判定」だった。

判定はDだった。


「ねえ、判定Dって、あれですよね、D級グルメみたいな」

「俺、ちょっとそのボケ、初めて聞いたな」

滝沢先生は二十九歳の社会人で、予備校の英語の専任講師。授業中は普通に怖い人で、現役の高三だろうが既卒だろうが、当てて答えられないと普通に「次」と言う。私はその「次」を、もう五月から数えて、たぶん十三回くらいもらっている。

その先生が、自販機の前で、無糖の麦茶を片手に、肩を竦めた。

「で、なんで自習室で泣いてたの」

「いや、泣いてないですよ。汗です。蛍光灯の光に弱いタイプの汗です」

「自習室、エアコン効きすぎて寒いんだけど」

「あ、もう、その理屈、いりません」

私は麦茶を一口飲んで、しゃっくりみたいに笑った。先生も、ふっと笑った。

自習室の中は、相変わらず蛍光灯の白い光と、消しゴムの粉の匂いと、誰かが置いていったホワイトボード用ペンの、ちょっと薬っぽい匂いに満ちていた。

「先生、私、今日いい?」

「いいって何」

「居残り。たぶん、家に帰っても、夜ご飯食べる手と、英文読む手、両方使えない」

「両方は使えないだろ、普通」

「比喩です」

「比喩、雑だな」

先生は、それでも、二十二時半の閉室まで、講師室に戻らずに、自習室の隅の机に座って、私の自由英作文を、その場で全部赤入れしてくれた。先生のペンは、青のサインペンで、文字を訂正するときの音が、こりこり、こりこり、と乾いていた。

私はそのこりこり、を聞きながら、たぶんもう泣いていなかった。


七月二十四日(火)

ファミレスに連れていかれた。

「自販機の麦茶じゃ夕飯にならないでしょ」

「先生、それ、誘ってます?」

「俺、ボケ拾うのもう疲れたな」

ドリンクバーの前で、私は意味もなくメロンソーダとオレンジジュースを混ぜて飲んだ。先生はホットコーヒー。それを見て、私は「先生、夏なのに」と言って、先生は「夏だからだよ」と言った。意味が分からなかったから、たぶん大人の理屈なんだと思って、私は深掘りしなかった。

別れ際、駅前で、先生は「明日もちゃんと自習室来いよ」と言った。私は「行きますよ、私、来ない方が珍しいです」と言って、ふたりで笑った。

家に帰って、私は日記を一行だけ書いた。

『先生のペン、こりこり鳴る』


七月二十五日(水)

授業中に当てられた。

文型の話だった。第五文型のSVOCの、Cの部分の品詞を訊かれて、私は普通に答えた。先生は「次」を言わずに、「うん、合ってる」とだけ言って、次の人に行った。

私は「次」を言われなかったことが、たぶん人生で初めて、嬉しかった。

夜、また自習室に残ったら、先生が二十二時十分くらいに、自習室を覗きにきた。

「もう帰れよ」

「先生、私、判定Dって、もしかして、ちょっと脈ある方の判定だったりしません?」

「ねえよ」

「即答ですか」

「Dは普通にDだよ」

「優しさで嘘ついてくれてもよくないですか」

「優しさで嘘つくの、長期的に見たら、君のためにならない」

私はそこで、ちょっとだけ、また泣きそうになった。

泣きそうになったのを、先生は、たぶん、見抜いていた。見抜いていたのに、その日は、自販機の麦茶を奢ってくれなかった。

家に帰って、日記。

『先生、長期的、って言葉、使う。』


七月二十七日(金)

夏期講習の最終コマが終わって、私は自習室ではなく、先生の講師室の前で待っていた。

「先生」

「ん」

「夕飯、誘っていいですか」

「いいよ」

「あ、即答」

「面倒くさいから」

ファミレスではなくて、駅向こうの、小さいパスタ屋に連れていかれた。なぜか、その日は先生が予約していた。「予約してたんですか」と訊いたら、「君、来ると思ってたから」と言われて、私はパスタが来る前に、また少しだけ顔が熱くなった。

帰り道、先生は私のリュックを途中まで持ってくれた。

「重いね、これ」

「英文解釈と長文と、あと現代文の参考書、入れっぱなしです」

「捨てれば?」

「捨てたら、私、頑張ってる感、なくなります」

「頑張ってる感、いらないだろ、別に」

「先生、それ、長期的に見たら、私のためにならない発言ですよ」

「拾うじゃん」

私はそこで、自分が「先生」を、ちょっと面白い大人だと思い始めていることに気づいた。気づいて、急に、足元が頼りなくなった。

その夜の日記。

『先生のリュックの持ち方、片方の肩だけ下げる。』


七月二十八日(土)

「君ね、これ以上、自習室で泣くの、他の生徒の士気に関わるから」

「泣いてないですって」

「いや、今夜泣いたら、もう連れて帰る」

「連れて帰るって、どこに」

「俺の家」

「うん?」

「冗談」

「冗談の言い方、雑ですね」

「拾うじゃん、君」

私はその夜、本当に、自習室で一度も泣かなかった。

二十二時半、閉室のアナウンスが流れて、私が自習室を出ると、廊下の壁に先生が背中を預けて立っていた。

「冗談、本当にする?」

「は?」

「俺の家、ここから歩いて十分」

私はその夜、自分の語彙のうち、いちばん使いたくなかった一言を、口に出した。

「……いいです」

たぶん、いいです、じゃなかった。「いいですよ」でもなくて、「お願いします」でもなくて、「いいです」が、いちばん私らしい返事だった。


ワンルームだった。

本棚の半分は英語の辞書と参考書で、もう半分は、たぶん漫画。ベッドは普通のセミダブルで、シーツは紺色だった。床にラグもあった。普通の二十九歳の社会人の部屋だった。

「お風呂、入る?」

「いえ、もう先生、何も言わずに、進めてください」

「進めるって何」

「もう、こっちが恥ずかしくならない、最短のやつでお願いします」

「君ね、その注文、けっこう難しいよ」

先生はそう言って、笑って、私の前髪を、軽く梳いた。

それで、先生のキスが、来た。

唇は思ったより薄くて、思ったより乾いていた。コーヒーの味がした。夏なのに、ホットコーヒー、と言ったのを、私はそこで思い出した。

「夏でもホット、の意味、いま分かりました」

「意味、ないけど」

「先生、私のロマン、壊さないでください」

「ロマンだったの、それ」

先生は笑いながら、私のシャツのボタンを、上から二つだけ外した。三つ目は、私が自分で外した。たぶん、その方が、自分で許せる気がしたから。


ベッドに横になると、先生は最初に、私の右手の人差し指の先を、軽く舐めた。

「えっ、そこからですか」

「うん。手の先、緊張してたから」

「先生、それ、教育的指導じゃないですよね」

「違うね」

舌は、思ったより温かかった。指先の腹を、ちろり、と一周なめてから、先生は私の手首の内側にも、ちゅ、と一度だけ唇を当てた。手首の血管の上に、温度が、ぴたり、と来た。

そこから、先生のペースは、本当に、本当にゆっくりだった。

シャツの中に入った先生の指は、私の鎖骨の上を、こりこり、と二度なぞった。あの、青いサインペンのこりこり、に似ている、と思った。私は思ったことを口に出して、先生は「君、その連想、変だよ」と笑った。

ブラを上にずらされて、左の乳首を、先生の舌が捉えた。

「あ、っ……」

「声、出していいよ。隣、男一人暮らし」

「情報、要らないです」

舌の先で、ちろちろ、と転がされて、それから、唇全体で軽く吸われた。吸われた瞬間に、私の腰が勝手にぴくり、と跳ねて、私は自分で自分の腰を、押さえつけたくなった。

先生は気づいて、私の左手を、自分の頭の上に置いた。

「ここ、押さえて」

「えっ」

「俺の頭、押さえててくれた方が、君、安心するでしょ」

その読みが当たっていたのが、その夜、いちばんしんどかった。


下着の上から、先生の指が、縦に一度、つ、と筋を引いた。

「もう、ちょっと味、来てる」

「味、って言わないでください……」

「敬語、まだ取れないんだ」

「敬語が、唯一の鎧なんで」

「うまいこと言うじゃん」

そう言って、先生は、下着を、片手で器用に脱がせて、私の中心に、舌の先を、ぴた、と当てた。

そこから先のことを、私は、たぶん細かくは書けない。書けないというより、書いたら、私が私らしくなくなる気がする。

ただ、覚えているのは、先生の舌が、本当にゆっくりだったこと。そして、先生が一度も、私を急かさなかったこと。途中で、私が「もう、無理です」と言ったら、ちゃんと舌を止めて、「無理?」と訊いてくれて、「無理じゃ、ないです、続けて、ください」と言ったら、また、最初と同じペースで、再開してくれたこと。

最後、先生は、ちゃんとゴムを着けて、ちゃんと、私の中に入ってきた。私の中は、先生の指で、もう十分に、ほぐされていて、痛みは思ったよりずっと少なかった。

入ってきた瞬間に、私は、変な感想を持った。

「先生、こりこり、じゃ、ないんですね」

「何が」

「いや、なんでもないです」

先生は笑って、私の額に、軽くキスをした。


帰りは、先生がタクシーを呼んでくれた。

「明日、自習室、来るんでしょ」

「行きますよ。私、来ない方が珍しいです」

「うん。じゃ、また」

タクシーの中で、私は日記の代わりに、メモアプリに一行だけ書いた。

『先生のキス、コーヒー味。』


後日譚

その年の秋、私は第二志望の私大に、ちゃんと受かった。

第一志望は、もう一段判定が上がって、Cまで来たけれど、結局、本番では落ちた。落ちた朝、私は自習室にも予備校にも行かずに、家の布団で半日寝た。

夕方に、先生から、一通だけLINEが来た。

『おつかれ。よく頑張ったよ。』

それだけだった。

私は返信に、もう一度だけ、いつものボケを書きたかったけれど、書かなかった。書く代わりに、私は布団の中で、ちょっとだけ泣いた。

その春、私は予備校を卒業して、別の街の大学に進学した。先生とは、それきり連絡を取っていない。

たまに、無糖の麦茶を自販機で買うと、ラベルの「無糖」の二文字を、必要以上に、長く見てしまう。

それだけが、私が「もう一年やってた頃」の、たぶん、いちばん残っているものだ。

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